お墓の開眼供養

2026.10.03

京都東福寺霊源院からのお墓のコラム

お墓の開眼供養

東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。

本日は、ご夫婦の生前墓のお客様が完成したお墓を見にお越し下さいました。

弊社では、事前にご連絡をいただきましたお客様には、今後の説明を墓地でさせていただいております。

生前墓ということで、開眼法要の説明をさせていただきました。

今回は、「お墓の開眼法要」について解説させていただきます。

開眼供養はお墓の新築祝い?

筆者が墓石業界とご縁をいただいて35年以上が経過しました。

その頃は、開眼供養の後の宴席に呼ばれたという先輩が赤い顔で帰社してくることもありました。

もっと以前の先輩方の時代、お墓が完成しますと石材店の担当者や工事をした職人などにもお酒や食事が振舞われたそうです。

開眼供養は仏事ではありますが、昔は新築祝いの要素が強かったのではないかと思います。

ご住職にお渡しする開眼供養の金封が、紅白の水引を使っていたことからも想像できます。

都市部の場合、このような宴席をされる習慣は無くなりました。

昔は、自宅からお墓までの距離が近い場合が多く、建墓後すぐに開眼供養ができました。

また、自宅から歩いてお酒や食事を運ぶことが出来たと思います。

そのため、墓石を建てた職人への御礼も含めて新築祝いのような雰囲気だったのかも知れません。

開眼供養について

本音を言いますと、筆者は昔から開眼供養の説明が苦手です。

「お墓が完成しますと、開眼供養(開眼法要)をする習わしがあります」と、詳しい説明を避けてきました。

色々なお坊さんに開眼法要をする理由を尋ねてきましたが、腑に落ちたことがありませんでした。

①そういう風習だから

②逆修といって、生きている間に自身の法要を行い徳を積むという習わしがある

③ご先祖様のお供養にも繋がるので

大きく分けて、このような理由のようです。

これも想像ではありますが、武家社会では常に死を意識する生活をされていたのではないかと思います。

また、寺院が市役所のような役割を担っていた時代もあり、仏教の教えが社会に浸透していたのではないでしょうか。

現代よりも、極楽浄土に行きたいと願う人が多かったのではないかと思われます。

そのことは、生前に徳積を行う「②逆修の開眼供養」からもうかがえます。

25年前に、霊源院さんに永代供養墓の立案をさせていただきましたが、最初のタイプは「十三仏」のお墓でした。

永代供養墓は、永代管理ですので管理料が不要です。

お支払い額は確保をする時期に関わらないため、生前に確保をする人が多いと予想をしていました。

そのため、自身のお墓の様子を見にお越しの方も、各家お墓の上の仏様(石仏)に手を合わしていただけるよう工夫しました。

東福寺霊源院の永代供養墓

その後に、常久観音墓(完売)や樹木葬付き永代供養墓(受付中)に引き継がれてきました。

最近の開眼法要事情

霊源院では、開眼法要の時期についての規程はありませんので、墓地使用者様にお任せしています。

現在では、ご納骨の前に行う供養という印象が強く、建墓後すぐに希望する方や、ご納骨を予定している方は同日に希望されます。

生前建墓の方も、建墓後の気候の良い時期や、家族が集まりやすい日程に開眼法要をする方など、早い時期に予定をされています。

少数ですが、遠い将来のご納骨の日まで何もしない方もおられます。

また、生前建墓の方の中には、ご先祖様の墓地の土をご持参する方もおられます。

ご先祖様のお墓が遠くて、なかなかお参りしにくい環境の方は、新築された霊源院のお墓にお参りをされています。

また、お子さんのおられる方には、出来るだけお越しいただくことをおすすめしています。

最近は、核家族の家庭が多く、このような機会がないと中々お墓をご覧いただけないような気がします。

また、開眼供養当日は、先に本堂で法要をされますので、霊源院の本堂や法要の雰囲気を体験していただける機会になるのではないかと思います。

ご希望の方には、霊源院の部屋でお庭や歴史風情を感じながら食事を楽しんでいただけます。

まとめ

最近は、「親は〇〇宗みたいですが、私は拘っていない」という人が増えています。

お墓は、故人様を埋葬する場所ですが、皆様が寺院との出会いの場になりつつあるように感じています。

仏事には、その土地の風習や寺院の方針が関係することも多いことから、ネットなどで調べてみてもよく分からないようです。

お墓がご縁で、安心して相談できるお寺さんとの出会いに繋がることを願います。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
  • 近鉄東寺駅すぐ
  • 電話 075-693-7345(10:30~18:00)
  • 毎週火曜日・第2第4水曜日定休
サイドナビ