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名前の通りの庭に近づいてます

2024.06.06

名前の通りの庭に近づいてます

6月になり、緑陰爽やかな季節が続いています、只、朝は寒く、日が昇ると急に暑くなりこまめな着替えが必要な少し複雑な気候ではあります。

しかも、今年は春先から雨が多い気が致します、樹木にとっては有難い慈雨なのですが、長雨が続き、野菜の収穫には影響もあるように聞いており少し心配です。

通常墓、永代供養墓、水子供養のご縁の皆さんは元気でお過ごしのことと存じますが、如何でしょうか。

さて、禅宗寺院の庭はご存知のように「樹木」をあまり使わぬ「枯山水」の庭が多いことは皆さんよくご存知と思います。

東福寺本山の庭に致しても、京都の他の禅宗寺院本山の庭は殆どが「枯山水」中心の庭です。

代表的な竜安寺の「枯山水」も多くの皆さんを虜になされる程の人気です。

禅の境地を表す枯山水の庭は何より素晴らしいとは存じますが、霊源院の庭は師匠の想いが、お越しの檀信徒の皆さん、ご縁の皆さんがお墓参りの行き帰りに緑の樹木の中で深呼吸頂き、四季折々に咲く色鮮やかな花を愛でて、心が休まる庭でありたいとの想いから、多くの花木を植えて、今日まで皆さんにお喜びを頂いてきたように思っています。

樹木が多いことは管理致すのが大変ですが、皆さんが喜んで下さることが張り合いとなっています。

先日も久しぶりにお墓参りにお越しになられたというご年配の男性の方が「ここへ来ますと、参道を歩くだけで樹木に癒され、お墓参りに来たという気持ちになります」とのお言葉を頂きました。

自然の中を歩いてご先祖の元へ向かうからでしょうか。

霊源院、竜眠庵の庭はこれからもお参りの皆さんに寄り添った庭でありたいと思っています。

そして、新しく出来た「野鳥の庭」、お寺の庭の名前としては少し変わっているかもしれませんが、庭に野鳥が集まり、滝の下の池で小鳥が水浴びを致す所をお越しの皆さんに見て頂き、心の安らぎを感じて頂きたく付けた名前です。

小鳥は警戒心が強いので、少しの音にも反応いたし逃げるのですが、ソロっと見ていますと気持ち良さげに水浴びをしています。

より多くの野鳥に来てもらうために、毎日餌も置いています。

法事の時に向かう本堂手前からが一番、鳥の様子を伺えます。

お墓参りの参道と違い、お寺の中から御覧頂かねばなりませんが、機会をお作り頂きお越し下さい。

緑陰に響く「水音」、「野鳥の可愛い仕草」に癒されることと思います。

ご遠方から法要へお越し下さいました。

霊源院では永代供養のお墓のご縁をお繋ぎ頂いておりますが、その永代供養のお墓のご縁を随分と前に頂いた、福島県のお方様がお母さんの13回忌の為に御親族と共にお越し下さいました。

郵便でのご縁は続いておりましたが、コロナ禍が続いておりましたので4年ぶりにお会いいたしました。

お変わりなくお元気ですので先ずは安心致しました、今回のお方様に限らず本当にご遠方からお越し下さり「法縁」をお繋ぎ頂けます機会が増えました。

これも、永代供養墓のご縁が増えたからなのですが、嬉しく、張り合いを感じる所です。

時代とその時代の儀式が変化致して行くことは止めようが有りませんがご先祖を大切に、大事な故人を追慕致すという気持ちが廃れていないことを感じ心強く思うことです。

幸いなことに6月からは会社勤めのご縁を頂戴致しておった次男がお寺に戻り、頭を丸め私と共に「法務」に励んでくれてます。

此方も又心強く感じますと共に、ご本尊の加護を強く感じています。

過日は能登方面で再度の地震がありましたが、今回は大きな被害が出ずに済んだようです。

災害からの復興は遅遅として進んでいないようですので、現地の方々のことを思いますと心が傷みますが、少しでも早く、かつての生活が戻られます様に祈念致しております。

これからは暑さも本番となります、どなた様も十分にご自愛の上、日々をお過ごし下さい。合掌

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