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一期一会が心に沁みます

2022.03.11

京都東福寺霊源院の住職徒然記

一期一会が心に沁みます

年末から年初にかけまして、お檀家さんや永代供養墓の御縁の皆さんからご不幸のご連絡が続きました。

例年に比べて多いように感じています。

近しく懇意にさせて頂いていますお家のご不幸はなんとも辛く寂しいものです。

私も年齢が上がって参りますと、何となく「死」を意識するようになりました。

若い頃は、鶯の鳴き声や爛漫の美しい桜に出会いましても、当たり前の春の風景という感じでした。

この年齢になりますと、一期一会という言葉が身に沁みるようになってまいります。

近頃は今年もよく咲いてくれたと感謝の気持ちで花を愛でております。

鳥の声を聴いては「来年も出会えるかな」と云う気持ちになります。

一期一会を噛みしめながら、自然の有り難さを受取すると共に、御縁の皆様とのお付き合いを大切に致して参りたいと願います。

新年を迎え、2月が慌ただしく過ぎ去り、気がつけばもう三月も随分と日を重ねています。

今朝、本堂の掃除に参りますと、庭の奥から今年初めての鶯の声を聴くことが出来ました。

鳴き方はまだまだ上手ではありません、これから桜に併せて心地よい鳴き声になっていきます。

春になれば草木は自然に生えて参り、隠れていた生き物も元気に動き出します。

暖かい日々と共にわくわくの気持ちは抑えがたいものがあります。

今年も桜と共に暫くは楽しみが続きます。

お墓参りの方々や水子供養でお参りでお越しの際には、本堂前の庭にお立ち寄りいただけらばと思います。

只、コロナの終息は全く見えず、世界的にも心配な事象が続いています。

出来ますことなら、不安が解消され、うきうきの春を迎えられることを心から願いたいと思います。

永代供養墓のご見学が増えて参りました

コロナ禍の影響だと思いますが、暫くの間は霊源院の永代供養墓のご見学も少なく残念に思っておりました。

しかし、ここに参りましてご見学のお方様が増えて参りまして安堵致しております。

石太郎の柳田さんのご案内で説明の後は、本堂やお寺の施設をじっくりとご見学をいただいております。

その後で住職の私とお会いいただき、お寺の行事の説明やご質問等を伺っております。

ご遠慮は無用ですので、何なりとご質問頂きたく思います。

そして、石太郎さんの丁寧な説明の賜かと思いますが、仮の申し込みを頂く割合がとても高く、それも又喜びです。

仮の申し込みは、ご不要の決断の時は何の気兼ねも無くキャンセルが出来ますので、ご見学の後に当院の永代供養墓をお考え頂くお方様は場所の確保の為にもご利用下さい。

最初に申し上げましたように、これからは少しずつ暖かくなり、外出も致しやすくなる季節です。

霊源院の庭も緑が冴えて、一年で一番の見所のシーズンとなります、お墓の見学共々、お庭の景色をお楽しみ頂きたく存じます。合掌

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