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恒例の本年度、施餓鬼法要が無事に、そして、有難く円成致しました。

2023.08.11

恒例の本年度、施餓鬼法要が無事に、そして、有難く円成致しました。

昨年迄の霊源院、龍眠庵の合同施餓鬼法要、有難いことに、恐ろしい程の暑さの時期におよそ、150人位のご縁の皆様がご家族連れも含め、ご参拝にお越し下さっておりました。

ご出席の人数に合わせ、お身脚の調子良くないお方様も含め、皆様に腰掛下さいます様に椅子は人数分用意できておりました。

しかし乍ら、あの大きな本堂でもこれ程の人数は入りきれません、失礼ながら本堂周りの廊下、時には法要中も立ったままのお方様がおられるとの状況でした。

しかも、想像出来ぬ程の暑さです。

扇風機、エアコンを総動員致し、皆様に辛い御辛抱を強いて、何とか凌いで行事を円成致すことが出来ておりました。そんな中、懇意のスタッフのお方から、「このままでは、大事な施餓鬼法要中に事故が起こり、救急車を要請せねばならぬ事態となりますよ」とのご進言を頂きました。

厳しい状況とお寺の欠かせぬ大事な行事とのせめぎ合いいの中、窮している中、この際、法要を2日にかけてなされたらとのご提案を頂きました。

2日にかけて致すことはお寺の用意の負担はともかく、人数の振り分けをどのように致すかで、随分と躊躇が続きました。

その様な中、家内が「キチンと振り分けせづとも少しでも人数が分散出来れば、お越しになる方々の負担は相当に減るのでは」との意見。

本年はそれを前提に2日にかけて施餓鬼法要を致しますとのご案内を致しますと、不思議ですが、総参加者200人が、綺麗に半分ごとの出席でお返事を頂きました。

びっくり致しながら、2日間の当日を迎えますと、きちんと皆さんお越し下さり、エアコンの効いた本堂でお寛ぎ下さることとなりました。

私も、昨年迄は汗まみれで、とにかく法要を無事に済まさねばという気持ちに突き動かされ、「ばたばた感」がありましたことは否定できませんでした。

しかし、本年はエアコンの効いた本堂にてお越しの皆さんとゆっくりお話しを致し、行事の流れも又、余裕を持ちご説明致すことが出来ました、何より、師匠、そして、息子二人と私の4人ですが、想いを込めて、皆様の大事なご先祖へ向けて、施餓鬼回向、水塔婆のお供えを致すことが出来ました。

法要後の充足感は近年に味わったことの無いこととなりました。

何よりお参りへお越しの皆様が、ご先祖、大事な故人様へ懇ろな想いを込めてお焼香、水向けをなされている姿は法要の大切な原点を見る思いでした。

そして、法要後は恒例のお供養の「お弁当」を此方も又、エアコンの十分に効いた客殿にて皆さんにお召し上がりいただきました。

人数はそれなりに多かったのですが、狭いなりに涼しい部屋で、お隣同士、歓談なされ、法要後の食事を楽しんでいただいている皆様を拝見致すことが出来ました。

有縁、無縁の諸霊、そして大事なご先祖へ向けたお焼香の後の、供養の食事が生きていると感じたことでした。

無事に、大事な行事が円成出来ましたことは偏に、「猛暑の中、ご先祖、大事な故人へのご冥福を願い、起こしただきました皆様のお陰です」。

心よりお礼申し上げます。「本当に有難う御座いました」。

今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

さて、それ以後は此方も恒例のお盆のお参りをご縁の皆様のお宅に伺い、毎日回っております、此方も一年に一度、お繋ぎ頂けるご縁ですので、とても有難く思っております。

先ずは感謝申し上げます。

その様な中、施餓鬼法要はどの様に行われ、参加を希望する時はどうすれば良いのか解りませんとのお言葉を少なからず頂きました。

決して敷居の高い、堅苦しい行事ではありません、私も折に触れ皆様にその内容、参加する意義を伝えてまいりますが、具体的なご質問等はどうぞ、ご遠慮なくお問合せ下さい。

暑い日々はこれからも続きます、どなた様もくれぐれもお身体御自愛下さい。合掌

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