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遺骨を自宅に置いておくのは良くない?

2021.10.15

遺骨を自宅に置くのは良くない?

手元供養を検討している方の中には「遺骨を自宅に置いておくのは良くないのではないか」と不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。

遺骨を自宅に置いておくのは、良くないのでしょうか。

今回は、遺骨を自宅に置いておくのが良くないと思われる理由と遺骨を自宅で保管する際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

遺骨を自宅に置いておくのが良くないと思われる理由について

結論から申し上げますと、自宅に遺骨を一時的に置いておく「手元供養」という方法は悪いことではありません。

最近では、継承者や維持費・管理費の問題から、お墓を持たない方もおられます。

このような方は、手元供養を検討されています。

手元供養は、あまり広く浸透はしていませんが、「故人を身近に感じたい」「日常的に故人を思い出したい」という方が、しばしば選ばれている供養方法です。

しかし、この方法を良くないと思う人がいらっしゃるのも事実です。

その理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、違法だと思っていることです。

「定められた墓地以外に埋葬してはいけない」という法律があるため、手元供養が違法だと思っている方もいらっしゃいます。

しかし、供養と埋葬は異なります。

手元供養であっても管理ができなくなったなどの理由で、いつかは埋葬することになります。

先々に埋葬する場所を探す際も、じっくりと時間をかけて選ぶことが出来ると思います。

最近では、個人墓や夫婦墓などの墓じまいの心配のない永代供養のお墓を選ぶ方も増えています。

自宅で遺骨を保管し手元供養することは、全く違法ではないのでご安心ください。

2つ目は、遺骨に手を加える行為をよく思わないことです。

手元供養をする際には遺骨にカビなどが生えてしまうのを防ぐために、遺骨に加工を施すことがあります。

この行為に対して、違和感を感じる方もいらっしゃいます。

しかし、これは最近ではよく行われることであり、また遺骨に手を加えることで故人をきれいな状態で身近においておけるというメリットもあります。

遺骨を自宅で保管する際に気をつけておきたいポイント

次は、遺骨を自宅で保管する際に気をつけておきたいポイントについて紹介します。

1つ目のポイントは、置き場所です。

先ほど紹介した通り、この方法に対して快く思わない人が一定数いらっしゃいます。

そのため、来客の目に留まりやすいリビングなどの目立つ場所に置くのは避けるのが良いでしょう。

来客時に備えて、しまうための棚や引き出しなどを準備しておくのがおすすめです。

2つ目のポイントは、カビです。

風通しが悪い且つ高温多湿な住宅環境で長期間保管していると、遺骨にカビが生えてしまう恐れがあります。

そのため、なるべく風通しの良い場所で保管したり真空パックなどを有効活用したりと、工夫して保管するようにしましょう。

まとめ

今回は、遺骨を自宅に置いておくのが良くないと思われる理由と遺骨を自宅で保管する際に気をつけておきたいポイントを紹介しました。

当院では、手元供養を推奨している訳ではありません。

ただし、手元供養を希望をされる方にとっては、大切な故人を供養する1つの選択肢になります。

遺族が真剣に故人のご供養を考えた上で希望されるのであれば、手元に遺骨を残すのは悪いことではありません。

手元供養をお考えの方は、今回紹介した内容を参考にしてみてください。

 

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