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本日の禅語。

2019.02.11

本日の禅語、一無位真人(いちむいのしんにん)。

この年になっても他人や友達と自分を比べて落ち込むことがあります。

坊さんなのに情けないことです。

比べまいと思っていても他人と自分を比べている自分が見えます。

人は人、我は我なのに。

私に限らず結構に多く、人と我を比べて落ち込んだり、悩んだり致してらっしゃる方は多いかと想像致します。

しかし、この私という人間の中にいる、真のそして、本当の自分は周りの人たちとは無関係なはずです。

人との優劣で否定されるような存在ではありません。

他者から色々言われたり、評価されて落ち込んでいるのは表面的な自分。

本来の自己は何一つ落ち込まず、傷一つなくどっしりと致しているはずです。

この一、だれでもない本来の自己、真人を見つけなさいと禅は説いています。

霊源院へ水子供養へお越しの若い皆さんも友達関係、お勤め先の人間関係にて動揺なされたり、悩むこともあろうかと存じます。

そんな時こそ、この言葉を思い起こし、本来の自己を見つめましたら、トンネルを抜けれるのではないでしょうか。

今朝も京都は雪が舞っていました、明日も厳しい寒さのようです。

体調管理にご留意下さい。合掌

 

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