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何度かお勧めは致しておりますが、写経を再度。

2024.02.05

何度かお勧めは致しておりますが、写経を再度。

京都のお寺はいたる所で写経教室、個人にて気軽に出来ます写経の場を提供なされています。

東福寺に限りましても、片手では収まらぬくらい写経を提案なされているお寺が有ります。写経道場とすれば老舗のお寺がとても多い京都の中で、後発の霊源院も暫く前から「写経」をホームページにてお勧め致しております。

当初は水子供養へお越しの皆さんが、お亡くなりの赤ちゃんへご自身の深い想いを届けたいということで「写経は出来ませんか」とのお問合せを多く頂きました。

その様な、お供養へお越し下さる皆さんの想いを感じまして、では私の所でもと始めました。

当初はお寺関係の備品を販売の所から、出来合いの写経セットを購入致し、水子供養をお申し込みの皆さんがどなたでも出来るように告知を致しました。

そうしますと思いの外、若い皆さんからお申し込みを多く頂き、お供養の1時間ほど前からお越しになり、「般若心経の写経」を熱心になされる方が御座いました。

正直、驚くほどの皆さんがお申し込みくださいおまして、少し驚いておりました。

ご自身方が写経なされた、想いの籠った写経のお供えをお供養の法要の時に祀り、焼香頂きますと、皆さんとても「満足なお顔にて」合掌礼拝なされます。

写経なされている1時間の間に、そのお方とお目に掛かることはありませんが、全身全霊にて、お亡くなりの赤ちゃんの菩提を心から願い、根気が必要ですが、この私の想いがどうぞ、届きますようにとの想い、その為に費やした時間がご自身の心に追善のお気持ちとして深く伝わって来ているのではないでしょうか。

供養は、水子供養であれ、ご先祖のお供養、そして、私の大事な故人の供養、全てご自身の深い追慕の想いを故人へ伝える所から始まります。

形式に固められた供養の形、慣習に縛られた供養への反発もあろうかと思います。

しかし、この私の大事な故人への想いが届きますようにと、法事、法要を致し、大事なお方がお亡くなりの時には全身全霊の想いでお葬式を致し故人をお送りいたします。

葬儀の規模の大小は全く関係ありません、故人を祀られる飾りの有り様も華美になさる必要はありません。

そこに「私の想いを伝える葬儀式」がありましたら、故人への想いは届きます。

少し、お話しが横道に逸れてしまいましたが、本日、女性のお方お二人が、霊源院のホームページを見られて、「写経が出来ますかと」とのお問合せでお越し下さいました。

喜んでお席を用意致しました。

お二人とも「般若心経」の写経を1時間以上かけてなされました。

どの様な想いで写経をなされたのかは知る由もないですが、その真摯に写経なさる姿を拝見致しますと、写経の大切な意義を感じさせていただくこととなりました。

霊源院の写経は業者さんにお願い致し、お手本を下に引き、写す形ではなく、直接にお経の文字をなぞる写経です。

どなたでも、簡単に出来ます、20分で可能な「延命十句観音経」と1時間ほどかかる「般若心経」と二種類、用意が御座います。

お墓参りの帰り、法事へお越しになられて時間のある時、是非、試みて下さい。

ご先祖へのお供養、ご自身の願いが叶うよう、又、大事なお方への願いが届きます様、様々な想いが写経頂くことで叶います様になさってみて下さい。

兎に角、お気軽にお声掛け下さい。

お待ち致しております。合掌

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