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日進月歩。

2021.02.10

日進月歩

日進月歩は随分と昔から使われる定着している言葉です。

コロナとは関係ないように思えますが、この時節にタイムリーな言葉のような気が致します。

つい、この前までは会議といえば対面にて意見交換、営業といえば相手方の会社にお邪魔致し、口角泡を飛ばし商品のメリットを一生懸命に説明いたし、御縁を求めていました。

しかし、コロナという目に見えない脅威が世界に広がりますと同時に、様々なことが急激に変わり、その変わりように対応致しますように進化が進んでいるように思います。

人はコロナに負けっぱなしではないのですね。

こうして、世の中は進化してきたのでしょうか。

私は到底対応出来ませんが、宗教界でさえ、会議はズーム、様々な行事、教化活動も接触を避けた形の提案がなされています。

ついこの間までは想定致さなかったことが当たり前になりつつあります。

私たち年配の者はついていけないというのが正直なところです。

正しく、日進月歩(日に月に間断なく急速に変化しています)。

それに対応致しました技術が提案され、世間に提供され続けています。

それも、誰かが仕掛けたのではなく、目に見えないウイルスの為に。

正しく諸行無常、世の中の現象はひと時も留まらず、変化致し、変わらぬものは無いという仏教の教えを身に染みて感じます。

故人とのお別れの儀式、お葬式

大事な故人を追慕致す儀式、法事、法要。

随分と急激に変わってきましたことは何回も申し上げて参りました。

変わることは避けれませんが、変わることを認められることと、認められない、或いは認めてはいけないことがあるように思います。

禅語 裂古破今

裂古破今(いにしえをさき、いまをやぶる)

「昔からこう決まっているから」

伝統として長く残っているもの、先達から伝えられている言葉は少なからずある程度形が決められていることが多いです。

そのまま全く疑問を持たずに無意識に従っているとそれが悪しき因習となることもあります。

それ故に、ある時は今を見つめ、思い切って現状を変える必要な時もあります。

法事、法要、葬儀も変わることを全て否定は致しません。

だからといって新しければ、時代の流行ならば良いということではないと思います。

亡き家族に感謝をし、弔いたいという皆様の気持ちに添えるよう、寺としても努力してまいります。

本当に良い物、大事な心掛けを見る目をこんな時こそ養いたいと思います。

真摯にに本質を求める心を失わなければ、必ず真実にたどり着けると確信致します。

辛いことばかりのコロナの気持ちから中々抜け出れませんが、此処は踏ん張り、逆手に取ってやるとコロナに言いたいものです。

とは言え、コロナの思い通りならぬ為、自重致し、早くトンネルを抜けたいですね。合掌

  • 永代供養墓の企画・設計・施工
  • 京都市南区西九条蔵王町11
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