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本山の行事、「和韻披露」。

2023.01.20

京都東福寺霊源院の住職徒然記

本山の行事、「和韻披露」。

東福寺霊源院、龍眠庵の檀信徒の皆さん、永代供養墓でご縁を頂いている皆さん、共に霊源院、龍眠庵を支えて下さっているご縁の皆さんは真摯にお墓参りにお越し下さり、ご先祖を敬って下さっております。

お墓参りの折に境内にてお目に掛かれました時には、ご挨拶をさせて頂き、近況のお話しも頂戴致しております。

それでも、あまり長い立ち話も出来ず、お寺の近況の報告もままなりません。

春のお彼岸、夏のお施餓鬼、秋の総回向法要の時には、お寺の現況を報告致してはおりますが、お越し頂けない方には、報告も中々にお伝え致すことが出来ません。

最近は有難いことに霊源院のホームページを開き、ブログをお読み下さる方々も多いようではあります。

霊源院、龍眠庵の様子をなるべくお伝え致したく思っております。

宜しければ、ホームページのブログに目を止めて頂けましたら有難く存じます。

さて、表題の「和韻披露」(わいんびろう)ですが、これは東福寺の正月の行事の一つです。

東福寺で正月三が日は祈祷札の御祈祷で毎日、お勤めに本山へ参ります、そして御祈祷が終わりますと、各々のお寺では御祈祷札を檀信徒の皆さん、ご縁の皆さんへ当年度の御祈祷札として授与なされます。

そして、その御祈祷札の授与がひと段落致しました1月15日には、東福寺の管長さんがお正月に作りました、新年を賀す、「漢詩」に合わせて東福寺内の各々のお寺の和尚が漢詩を作り、管長さんへ提出致します。

そして、15日の法要の後に、その漢詩がその場で皆に披露されます。

「和韻」ですので、管長が作られた漢詩の七言絶句の最後の漢字の韻に合わせて作りますので、「和韻」と言います。

そして、その披露がが終わった後に、ご褒美として管長さんが、精進料理の昼食をふるまって下さいます。

しかし、この漢詩作り、力量の無い私には毎年頭の痛い課題となっています。

只、私は現在、昨年の11月から拝命致しております、東福寺御開山「聖一国師」の霊廟を夜も含めてお守りの役を頂いておりますので、今年はその想いを漢詩に致しました。

寒威未去、塔凝霜(かんいいまださらず、とうぎょうそう)、呵掌誠心、浄祖堂(かしょうせいしん、そどうをきよむ)、粛誦楞厳経秘咒(しゅくじゅすりょうぎょんきょうひしゅ)、護持宗廟、輝神光(ごじす、そうびょう、じんこうかがやく)。

夜間に深々と冷えるお堂でお勤めを致しますが、この時期寒さが未だ厳しく冷え込み、境内の庭の霜が無くなることは無い、かじかんだ手に息を掛け、開山さんのお堂を清めている。

りょうぎょんきょうというお経を一心に読んでいます。

東福寺を開かれた、開山国師のお墓をお守り致している所には、御開山の徳に満ちた光が輝いている。

その様なおもいを込めた、漢詩を提出致しました。

師匠の添削を経て、何とか提出致すことが出来ました。

漢詩の言葉に恥じぬよう、霊源院、龍眠庵、を含めお寺の護持に力を尽くして行きたいと思っています。

これから、東福寺、霊源院、龍眠庵の皆さんにお寺のことを少しでも知っていただく為に、折に触れ、お伝えいたしたく思います。

宜しければ、ブログに目をお通し頂けましたら有難いです。合掌

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