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お寺の文化財について

2021.03.02

 

お寺の文化財について考えてみました

過日のブログで、東福寺の本山にあります数多くの文化財を皆さんに身近に感じて頂く企画として、東福寺の至宝巡りを致していますとご案内致しました。

本山のスタッフの方がお一人でも、重要文化財、国宝の建物等を御案内しますよとお伝え致しました。

最近はコロナにてお申込みも少なく、寂しく、残念な思いの日々でした。

東福寺

しかし、最近は少しずつお申し込みが増えてまいりました。

御案内の後、本山の客殿にて、お菓子と、抹茶をお召し上がり頂くのですが、その時にアンケートをお願い致しております。

様々な項目にお答えを頂き、最後にコメントを頂いております。

本当に多くの皆さんが想像以上に普段に会えない感動に会え、来て良かったと書いてくださってます。

こんなに、感動頂き、喜んで頂けるとは正直想定致しておりませんでした。

ある意味、井の中の蛙、世間を知らずという事かと思い至りました。

自分たちは重要文化財の建物、国宝の建物、或いは重文、国宝の美術工芸品がすぐそこに有り、当たり前に見ているという事実。

でも、世間の皆さんは特別公開とか何かの企画にて公表されない限り、あまり目に触れる機会はないのです。

でも、考えてみますと、「日本の文化の財」ですから国宝であり、重要文化財なのです。

お寺の所有物ではありますが、日本国民の宝なのです。

東福寺三門

だから、修復の時には国、府から有難い補助金が出るのですよね。

そういう基本的なことを忘れていたような気が少し致します。

東福寺の至宝廻りにお越し下さった方々のお言葉で、改めて皆さんに観て頂く事の大事さを再認識致しました。

後は皆さんに如何にして、この宝を知って頂き、足をお運び頂くかという事が重要となります。

様々に知恵を絞り皆さんへお伝えせねばと思っています。

それと同時に見て頂くだけでは無く、お寺の眼目たる宗教の部分も解りやすく、敷居を低く致すべく提示致して行かなくてはと思っています。

それは、本山東福寺は当然に霊源院も檀家さん、永代供養墓の皆さん、そして水子供養への皆さんへ私も積極的に提示していかねばならぬと思います。

その為に、先ずお寺の中にお越し頂き、施設をご遠慮なくお使い頂き、もし私に語り掛けてきて下されば、これに勝る喜びはありません。

お寺の中の参道、蓮華堂の中、様々な所でお会い致します機会はあろうと存じます。

是非、是非お声掛けください。

そして、霊源院には東福寺本山のような文化財はありませんが、お参りをいただいています皆様にとって特別な場所となりますよう環境作りに邁進したく思います。合掌

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