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終活-遺産はどのくらい残せばよいのか?

2021.12.08

遺産はどのくらい残せばよいのか?子供に残すお金の平均を紹介します!

遺産や終活についての霊源院のコラム記事です。

現在終活をお考えの方の中には、「遺産はどのくらい残せばよいのか」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

遺産の平均額はいくらなのでしょうか。

この記事では、子供に残すお金の平均や終活ではどのようなことをすればよいのかについて紹介します。

終活をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

子供に残すお金の平均額について

まずは、子供に残すお金の平均額について紹介します。

ある調査によると、子供に残す遺産額の平均は2114万円という結果が出ました。

この平均金額は男女で大きな差があり、男性は平均で2885万円なのに対し、女性は1301万円という平均額になっています。

しかし、必ずしもこの金額を遺産として残す必要はありません。

この数字はあくまでも平均額なので、おおよその目安としてとらえるようにしてください。

また、相続を経験した方に対して「子供に財産の詳細を明らかにしていますか」という問いに対しては、52パーセント以上の方が明らかにしていないと答えています。

2000万円という大金を遺産として残す準備をしていても、子供と相続の話をするのは少し腰が引けるという方が多いことが分かりますね。

終活ではどのようなことをすればよいのか?

次は、終活ではどのようなことをすればよいのかについて紹介します。

財産整理

自分が所有する不動産物件や今までためてきた貯金などを整理しておくのは非常に大切です。

子供には詳細を明かしていない方が多いと紹介しましたが、それでも自分がこの世を去った後に家族の負担を少しでも減らすために、生前にきちんと財産整理を行うことは非常に大切です。

身辺整理

これは自分の所有物を断捨離したり、保険の契約などを分かりやすく整理しておくことです。

特に所有物を整理しておくのは非常に大切です。

子供に受け継ぎたい大切にしている物がある場合は、整理をして保管しておくようにしましょう。

このように自分で所有物の整理をしておけば、残された家族がそれらを処分をする手間が軽減されます。

仏事の承継

後継者がおられる方は、お墓やお仏壇の後継者への引継ぎの確認をしておきましょう。

まずは、後継者に相談をしてお互いの希望を確認することが大切です。

菩提寺のある方は、寺院との関係が継続可能かどうかについても、後継者の意思に大きく関係します。

後継者が仏事に無関心な感じに思えた場合でも、勝手に決めてしまわずに後継者とよく相談をして進めていきましょう。

後継者がおられない方は、先祖のお墓の維持について墓地管理者と相談をする必要があります。

最近では後継者のおられない方も安心して建てていただける永代供養墓がございますが、一般的なお墓の場合は子々孫々承継することが前提になっています。

お墓の維持については、墓地管理規程で定められている場合や、寺院の境内墓地の場合は住職や役員会の判断に委ねられているケースなど、墓地により異なります。

お墓を維持するためには何が必要か?お墓の維持が出来ない場合はどのようなことをする必要があるか?を確認しておくことが大切です。

御仏壇の承継ですが、具体的にはお仏壇に祀られている「ご本尊様(掛け軸や仏像)」「お位牌」や「過去帳」を後継者に託すことになります。

最近は、住宅事情などで、引き継ぐお宅では仏壇を新調されることが多くなっていますが、何も問題はございません。

御仏壇を新調する際に、ご本尊様・お位牌や過去帳も新調される場合は、寺院に相談をしてください。

御仏壇の承継が出来ない方は、菩提寺に相談をし解決方法をアドバイスしていただく必要があります。

菩提寺の無い方は、事前に確保した墓所の寺院など、終活をされている中で出会った寺院の住職に相談をされると良いでしょう。

エンディングノートの作成

最近では、遺産の相続や葬儀やお墓に関する希望などをすべてまとめて記載するエンディングノートを作る方が増えてきました。

これを作って自分の意思や希望を文面で残しておけば、それを基に家族が行動を起こしてくれます。

財産相続に関する希望などに法的効力を持たせたい場合は、エンディングノートではなく遺言書に記載するようにしましょう。

まとめ

この記事では、子供に残すお金の平均や終活ではどのようなことをすればよいのかについて紹介しました。

現在終活をお考えの方は、今回紹介した内容を今後の参考にしてみてください。

終活に関するご質問等ございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。

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