文字の大きさ 電話

愈々、春が近くまで来ています。

2021.03.10

愈々、春が近くまで来ています

今日は朝から風が吹き続けています。

しかし、冬の風と違い、多少の寒さを感じますが、体に優しく感じるのは春の風だからでしょうか。

ひょっとすると、春一番の前振りの風かも知れません。

コロナに怯える日々は続いていますが、少し気持ちに余裕を持たせてくれる風です。

東北震災の節目が近づいてはいますが春が来て、全ての方が新しい生活に希望を持てる春になって欲しいと心から願います。

今日は蓮華堂へお参りのお方が外のベンチに座ってらっしゃいましたので気軽にお話を頂戴頂けました。

難しい話は無用です、私を見かけましたら是非、お声掛け下さい。

水子供養にお越しの皆さんは、お寺に不慣れの方も多いのではないかと思います。

お天気の話でもなんでも構いませんので気軽に声を掛けて下さい。

禅語:春來草自生

春來草自生(はるきたらばくさおのずからしょうず)

その通りの意味の禅語です。

禅語はありのままを大切にと語る言葉が多いですが、この言葉もその中の一つです。

春になれば草木は自然に芽吹き、成長致します。

そこに運命や偶然を持ち込む余地はありません。

粛々と淡々と自己の有り様を見つめる。

無心に歩んでいればそこにはあなたの道が見えてくる。

おのずと明るい道が開けますよというような意味でしょうか。

しかし、焦ったり、イライラと急いでしまうと環境が整わず草木も枯れてしまいます。

心に余裕を持ち、己のペースで着実に歩み続けるうちに、時が来たら自然に芽が吹くのではないでしょうか。

東北震災にて辛い思いの皆様も厳しい日は以前と続いていることとは存じます。

辛い思いはその当事者にしか解らないとは重々存じます。

焦らず、いじけず、挫けづお歩み頂き、素晴らしい芽を発芽致し、大輪の花を咲かせて頂きたく、心からご祈念、応援致したく思います。合掌

サイドナビ