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水子供養と写経

2021.03.03

霊源院の写経

霊源院の客殿の中に写経ルームを常設致しています。

お写経は多くのお寺で行われていますので珍しくはありませんが、霊源院は私と家内のどちらかがお寺にいます時には何時でも対応させて頂けます。

霊源院の写経室

水子供養へお越しの皆さん、檀家さん、永代供養墓へお参りの皆さんにも気楽にご利用頂いております。

お写経は二種類あります。

お経のエッセンスの詰まった究極のお経といわれる、般若心経と十句観音経の二種類から写経をお選び頂けます。

写経をご希望の節には般若心経は40分、十句観音経は20分位の時間を御用意下さい。

何故?写経を致すのでしょうか

多くのお寺でなされているお写経ですが、何故?致すのでしょうか。

お経は仏教を開かれたお釈迦様のお説法を書き記したものです。

インドから中国へ伝わり、そして日本へ届いています。

あの有名な三蔵法師のご尽力にて今日、私たちの目に触れることが出来ています。

お経といえば、お葬式、法事の時にお坊さんが読む意味の解らぬものという認識の皆さんもおられるかもしれません。

しかし、ほとんどのお経は陀羅尼と呼ばれるものを除けば、漢文ですので意訳致すことができて、教えの意味が解るのです。

お写経を通して、お経が伝えようとしている意味を知ることは、とても大事なことです。

お写経としての般若心経

般若心経というお経を、お写経としての側面から見ることも出来ます。

水子供養へお越しの皆さんは、追福の修行が出来ない赤ちゃんに変わって、この私が修行を致すとの心構えで、まずはお写経に接していただければと思います。

般若心経でのお写経では、薄墨で書かれた278文字を、ただ繰り返しなぞっていきます。

水子供養の方のお写経

供養のために筆を取られた方は、それぞれの思いが交差する中で筆が進み始めると思います。

ただ繰り返しているうちに、次から次へとやってくる文字の波に、身をまかせているような感じがしてまいります。

無我夢中という言葉がございますが、お写経をしている自分は、知らず知らずのうちに無心になっています。

繰り返しお写経に接していただくことで、無心の中から新たな気づきを見つけていただき、更なる一歩を進んでいただければと思います。

このような理由で、水子供養にお越しの方がお写経に触れていただくきっかけになればと思い、写経ルームを設けています。

お墓参りの方のお写経

檀家さんや永代供養墓の皆さんには、十句観音経のお写経をおすすめしています。

十句観音経はこの私は観音様へ帰依(きえ)致しますということを読んだお経です。

霊源院のご本尊様は千手観音様です。

短いお経ですので、一文字、一文字に故人の追福を願いながら書いて頂きましたら、必ずその思いが故人へ届きます。

お亡くなりになった方に巡らせてお写経を致すということは、ご自身もまた功徳を積んでいます。

お写経をご希望の方は遠慮なく

水子供養にお越しの方、お墓参りにお越しの方は、どちらのお経をお選び頂いてもかまいません。

ご遠慮は全く無用です。

多くの皆さんがお写経へお越し下さいます様、お待ち致しております。

そして、お写経の後は、客殿に暖かいお茶を用意致しております。

東福寺霊源院

これから緑に染まるお庭を廊下に座ってゆっくりお寛ぎ下さい。合掌

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