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閑古水

2020.01.05

閑古水(かんこすい)

私たち僧侶の世界は比較的にまだ、年功序列の慣習が根強い世界かと思います。

それでも最近は若い皆さんが積極的に前へ出ることが多いように見受けられます。

それはとても良いことなのですが、それは目上の人がすることをきちんと見て、そしてそれを自分のものとしてしっかり出来る。

それが基本であり、勢いだけでというのは如何でしょうか?

鋭さ、勢いだけではどうでしょうか?

使い込んで切っ先の鋭さをそぎ落とした錐(きり)は、年を経て丸くなった老人の心境です。

円熟した深い味わいは長い年月を経て生まれます。この穏やかな境地は、経験や歴史を積み重ねた人だけが到達できるものなのです。

我々僧侶の世界で住職を辞した方を閑栖(かんせい)と申しますが、まさしく共通ではないかと考えます。

私もまだ、まだですが息子にはその辺をしっかりと伝え、教示致さねばと思う出来事がありました。

水子供養にお越しの若い皆さんには少しピンとこない話かと存じますが。

頭の隅にとどめ置き頂きましたら嬉しいです。

さて、何度もお伝え致しております永代供養墓、浄心壇の分譲日12日がいよいよ近づいて参りました。

多くの皆さんとご縁が頂けます様毎日願っております。

お待ち致しております。(合掌)

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