東福寺霊源院指定石材店のオフィス石太郎です。
霊源院では、25年前より永代供養墓の受付をしています。
その頃は、ご自身やご両親の夫婦墓を希望するお客様が多かったのですが、最近ではご先祖様のお供養を兼ねたお墓の確保が増えています。
今回は「永代供養墓が墓じまいの改葬先に選ばれる理由」をテーマに解説させていただきます。
永代供養墓といっても、お寺や霊園によって特徴は異なります。
墓地管理者が発行する墓地使用規程や管理規程等などに記載されている内容を比較することで、概ねお墓の特徴を比較することができます。
霊源院の永代供養墓の特徴を下記にまとめてみました。
無縁墓のなることがなく墓じまいの心配がありません。
各家の墓石は寺院の施設として寺が修理費を負担し墓石が著しく風化するまで保存いたします。
永代管理を採用のため先々の維持管理費は不要です。
基本費用には2名様の永代供養料を含みますが、永代供養料を追加していただくことで人数制限なくご使用いただけます。
ご家族の参加に関わらず毎年9月に合同法要を務めて埋葬された方々をお供養いたします。
檀家になっていただく条件はございませんが、本堂での法事や会館などでのお葬式の読経をご希望の方は承ります。
10日ごとに枯花の回収を行い墓地全体の美化に務めています。
開門(7時頃)より日没頃までは自由にお墓参りをしてください。
以上が霊源院の永代供養墓の特徴ですが、先々に墓石の修理をしてくれる子孫がいない方であっても安心して求めていただけるお墓を目標に企画されました。
本来の永代供養は、菩提寺(代々に法事を依頼してきた寺院)が、檀家さんからの希望で受付けていたお供養です。
最近では、菩提寺のない人や宗派に思い入れを持たない人が多く、このようなお客様は永代供養墓の見学をキッカケに相談されているようです。
1か月くらい前ですが、「永代供養とは?」とAIに尋ねてみました。
そのまんま「永代供養墓の説明」と思える解説が出てきたことからも、多くの人がお墓をキッカケに永代供養の申し込みをされていることが推測できます。
ご先祖様の永代供養を希望する方が多い理由ですが、筆者は少子化(様々な負担増)や核家族化(遠距離)の他に、住宅事情が大きいのではないかと思っています。
ご見学のお客様からは、仏壇じまいのご相談も多く、新たなお仏壇の購入を考えていない方が増えているように感じます。
しかし、ご先祖様を粗末な扱いにはしたくないという思いから永代供養を希望する人が増えているのではないかと思います。
お仏壇じまいと違って、墓じまいの際にはご遺骨の改葬先を確保する必要があります。
そのため永代供養墓が改葬先の選択肢にはいるのですが、お墓を通じて安心して相談できるお寺との出会いに繋がっているように感じています。
墓じまいをする理由は、大きく分けて二つあると思います。
遠方に建っているため、先々を考えるとお墓参りが出来そうにない。
このお墓を残すことが子供の負担になるのではないか。
永代供養墓をご見学の際のご相談では、二つとも該当するお客様が大半でした。
そのため、ご先祖様やご自身の永代供養を希望するお客様が増えているように感じます。
ご先祖様の墓じまいをキッカケに、先々にご自身が入るお墓を考え始める方も多いのではないでしょうか。
ご先祖様の改葬とご自身の生前墓の確保を一緒に進めることは、家族にとっても理にかなった判断だと思います。
その上で、後継者が墓じまいを繰り返さないためにも、永代供養墓のような墓じまいの心配がないお墓が良いのではないかと思います。
今回は、永代供養墓がご先祖様の改葬先に選ばれる理由について解説させていただきました。
墓じまいの相談をされる方には、年間のお墓参りの回数が多い方など、お供養に熱心な感じの方がほとんどです。
加えて真面目な印象の方も多く、ご先祖を放ったらかしに出来ないという思いから墓じまいを決断されたのではないかと思います。
ご先祖様の改葬先として永代供養墓を検討される方は、そのお墓の使用規程がご自身の希望に沿ったものなのかを十分に確認してください。
お墓との出会いが、ご先祖様のより良いお供養に繋がることをお祈りいたします。
