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法事-お経をあげる意味とは?

2022.03.23

お経をあげる意味とは?

読経の目的や種類について紹介します!

素朴な疑問

「お経をあげる意味について知りたい」

「読経の目的や種類について知りたい」

このようにお考えの方がいらっしゃると思います。

私たちはなぜ誰かが他界した際に、お経をあげてもらうために僧侶を手配するのでしょうか。

この記事では、お経をあげる意味とお経の種類について紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

お経をあげる意味について

まずは、お経をあげる意味について紹介します。

お葬式や法事などが催される際には、僧侶を手配してお経を読んでもらいますよね。

その影響もあって、多くの方は「亡くなった人間のために僧侶がお経をあげる」と捉えているようです。

しかし、実は故人のためだけではなく残された人たちのためにも僧侶は読経をしているのです。

お経をあげる目的としては、お釈迦様の教えを学びなおして、功徳やご利益をもらい、それに対して感謝をすることだとされています。

そのため、お経を読む人はもちろんのこと、そのお経を聞いている人も功徳やご利益を授かります。

仮に読経の内容が理解できなくても、お経はそれ自体がありがたいことなので全員に効果があると言われています。

お経をあげる最大の意味は、その場にいる全員を幸福にするためなのです。

般若心経と法華経

次は、ご存じの方が多い有名なお経を紹介します。

般若心経

1つ目は、般若心経(はんにゃしんぎょう)です。

般若心経は、お経の中でも特に広範囲にわたって認知されているタイプです。

このお経をあげる主な宗派としては、禅宗の各宗派、浄土宗、真言宗などが挙げられます。

このお経の正式名称は、摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)、または般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみたしんぎょう)と呼ばれています。

般若心経は、悟りに至るための大切な教えを示す経典といわれています。

法華経

2つ目は、法華経(ほけきょう)です。

法華経は、般若心経と同じくらい認知度が高いお経です。

このお経をあげる主な宗派としては、日蓮宗と天台宗が挙げられます。

正式名称は、妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)です。

このお経は、人間だけではなく動物や植物、大地などを含むすべての生を持つものに仏の心が宿っていると考えられているのが大きな特徴です。

まとめ

この記事では、お経をあげる意味とお経の種類について紹介しました。

「お経をあげる」という行為には、故人のためだけではなく残された人間たちのためでもあります。

読経には、明確な目的と行う理由があることを分かっていただけたと思います。

ご質問等ございましたら、当院までお気軽にお問い合わせください。

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